空論の法則

電荷間に作用する言葉の相互作用

【似ッ非イ】今ちょっと手が離せませんと言いながらトランプ切っていたい

いえーい、みんなー、省力化してるぅ~?

 

長時間労働ブラック企業問題がクローズアップされて、業務の効率化が叫ばれる昨今ですが、多くの人にとっては、思いつく工夫はもうやってて他は思いつかないんだよぅ~、でも、おしぇごとだんできないんだよぅ~というのが現状なのではないでしょうか。私もそうですw

 

そういうわけで、業務の効率化については何も語ることができませんので、沢渡あまねさんの『仕事の問題地図 』『職場の問題地図』あたりに譲るとして、今日はふらりすの効率化についてです。

 

ふらりす、すなわちCardistryの技を習得するにあたって、フォーラムサイトunited cardistsでは2種類の練習方法があるとしています。注意深い練習(attentive practice)と受動的な練習(passive practice)です。

 

 

UnitedCardists.com - The forum for Cardistry, Magic, Custom Decks and All Things Playing Cards. Sponsored by Mike Ratledge and 'Friends of UC' • View topic - ★★★ United Cardists' Guide for Beginners ★★★

 

 

詳細な説明は上記リンク先の説明を読んでいただくとして、簡単に2つの違いを説明すると。

 

注意深い練習:正しい動きと比較しながら、完全に見えるようになるまで、指に動きを学習させる練習法。はじめに行う練習。

受動的な練習:意識せずに指が動きを行えるようにする練習法。何度かの「注意深い練習」の後に行う。

 

また、この前の段階として動画を見て手順を覚える段階がある。すなわち、

 

手順を覚える → 注意深い練習 → 受動的な練習

 

という順序となる。図式にするとすごい単純だ。

 

受動的な練習は手元に注視することのない練習であるから、頭はフリーになるので、テレビ・映画・youtubeニコニコ動画を見ながら、語学のリスニング、邦楽洋楽を聞きながら、恋人・友人と話しながらなど、いくらでもながら練習が可能だ。もちろん、reading in bedにならないように注意が必要だ(ここで、Cardistry好きはによによと笑う)。

 

今回効率化を提案したいと考えているのは、「手順を覚える」「注意深い練習」時の演技を見ながら練習する手と目の行き場が決まってる段階だ。大風呂敷ひろげちゃったけど、どうすんのよ。やっば。

 

 

さて、まずはCardistryの習得にあたって、動画によって覚えることが圧倒的に多いという前提がある。もちろん、コンベンション・レクチャーなどで人から直接教わることもあるがまあそれはちょっと脇に置いておきましょう。置き引き注意。

 

つべやインスタのtutにしろ、AoMやdealers gripの有料動画にしろ、映像で流れるお手本を見ながら、手で真似して、技を習得している訳である。これらの動画はPC、スマホで見ることができる。

 

Two hand cutを習得する場合、動画を手で操作するのは困難だ(空いてる小指とかでやっちゃう場合もあるけれど)。しかし、技を覚える段階では、「ここの指の動きがわからない」「あれさっきのポジションまでどうやってもってきたっけ?」など、ループ再生だけでなく、一時停止やコマ送りも使いたいことが多い、そこで、手を使わないでPCを操作する方法を調べてみた。

 

1.手が無理なら足をつかえばいいじゃない

 

不幸にも四足歩行する動物のあだ名をつけられてしまった人は、手で何かを行うと「前足を器用につかっててすごい」などとからかわれてしまう。可哀想だし、やめてあげなよと思うが、そんな話とは微塵も関係がなく、マウスのクリックや特定のキーを割り当てられるフットペダルがある。これに動画プレイヤーの一時停止やコマ送りのショートカットキーを割り当てれば、足で操作しながらふらりすの習得が可能だ。とりあえず、下には一例として3つフットペダルがついているものを紹介しておく。

 

 

ルートアール USB3連フットペダルスイッチ マウス操作対応 RI-FP3BK
 
2.頭に取りつけて操作するタイプのマウス
 
 手の操作を身体の別の部位で代用させる方法として、足の次に考えられるのが頭だろう。「頭を使って業務を効率化しろ」とよく言われるけど、頭脳じゃなくて文字通りの頭を使いだしちゃったよこの人。
 
 この方法だと、例えば手が不自由な方向けに開発されたマウス、GlassOuseなどがある。
 
 
頭でカーソルを動かしてシリコンを口で噛むことでクリックを行うものだ。そっちのマウス!? 視線をカードにやりながらの操作が難しそうで、値段が高く、絵面的にどうなの、という問題はあるが、ガジェット好きの人は試してみる価値はあるだろう。ふらりす道は険しい、なりふり構ってる場合じゃない!
 
3.脳波で動かす。
 
テレキネシスというと、メンタリストかなと思うけれども、例えば池谷裕二さんの『進化しすぎた脳―中高生と語る「大脳生理学」の最前線』でサルが脳波でロボットアームを操作する論文が紹介されているように、あるものを操作する時にどういった脳波が出るかを計測し、逆にその波が計測された時に道具側に自動で動く仕掛けを施してあげれば、テレキネシスと同じ現象が起こすことが理論上は可能だ。PC操作でもそういった製品は一応、すでに出ていてNeural Impulse Actuatorがそうだ。
 
 
 
ただ、カスタマーレビューにあるように使いこなすのは相当難しそう。キャリブレーションなどもちゃんとやらなければならないようなので、参考までに下記リンクも貼っておく。
 

夢のある技術ではあるが、実用的になるまでにはまだ時間がかかりそうだ。脳波で猫耳がぴくぴくと動かせるカチューシャはあるのでそれくらいで楽しみましょう。

 

 

ふくろう先生のポイント:脳波で猫耳が動かせる

 
 
 
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