シン・ゴジラ? それなら、さっき劇場で観たよ。
シン・ゴジラを観てきました。
ゴジラなんて小さい頃に観て、朧な記憶しか残ってないし(もすら~、や! の歌だけ妙に印象にある)、前情報もエヴァの庵野秀明が監督脚本総指揮ってだけの状態でした。あー、ジブリの風立ちぬで堀越二郎役やった人ね、ぐらい。
それでもすごく面白かった。
とても充実した2時間で、これなら4500円くらい料金を払っても良いと思いました。
なにその中途半端な金額。体感充実度がディズニーのスターライトパスぐらいってこと。
とても楽しい時間を過ごせて、いてもたってもいられなくなったので、ついでに空論更新しちゃえと、興奮冷めやらぬ内に感想を書いてしまいます。
以下ネタバレ注意。未視聴者は先に劇場へ。
(こういう無駄な改行箇所にこそgoogleアドセンスを置きたい)
東京湾内で突如高温の水柱が立ち、海中トンネルに被害が出る。
そこで日本政府が、海底噴火か? 新手の熱水噴出孔か? 対策は? 国民にどこまで発表すんの? とやいやい議論し始めて迷走する。そして新種の巨大生物の仕業だとわかってまたどうすんのよ? と迷走する。
迷走しつつも対応はしっかり前進してるんですが、とにかくこの迷走っぷりが面白くって、前半はずっとにやにやが止まらなかった。日本の政治機構の悪いところがユーモアたっぷりの皮肉で描がかれています。ずっとユーモアセンスを浴びせられっぱなしでした。さらっと震災特需をどう振り分けるかみたいな一言がでたり、デモのやり方がどうみてもなんたらかんたら緊急行動だったり。にやにやにゃーです。あと、第2形態の目とだばだばな感じのデザインもよかった。
そして、上映から一時間たった時、事件はおきた。
事前に行っていたにも関わらずきてしまったのだ。
なにがとは聞いてはならない。野暮というものである。
私が出すものを出していた時、ゴジラの方も出すものを出していたようで、
戻ったら東京が、政府がえらいことになっていた。ここを見逃したのは手痛い失敗。
上映前に時間に余裕があったからといって、nana's green teaで抹茶白玉あずきラテを飲んだのが悪かったようだ。
とりあえず、悔しかったので作りました。
見かけた場合はご一報ください。生死は問いません。くれぐれも奴の纏うわびさびと中身の甘い誘惑に篭絡されないようにご注意ください。むっちゃ美味い。
閑話休題。
後半に入ると政府、対策本部、科学者、軍隊などが、ヤシオリ作戦でゴジラを倒すために、それぞれの役割を果たします。
政府関係者なんかは出世の話をしつつなんですが、何日も家にも帰らない風呂にも入らないで打倒ゴジラに向けて、そして日本に3回目を経験させないために働き続けます。その姿は私の中の昔の勤勉な日本人のイメージそのものだった。また、ゴジラを倒すために使われる部隊や爆弾なんかも、高度経済成長期の日本を象徴しているように感じられた。ブラック企業のような長時間労働が問題視されている中ですが、目的が明確で、それが熱中できることなら、長時間労働もいいんじゃないかと思ってしまった。某時代の寵児の自分のやりたことをやるために極限まで忙しくなって時間を最適化すべしという主張にも通じるものを感じた。
一方でそういう姿勢を良いと思えるのは、実は自分が当事者ではなくシートにふんぞり返ってスクリーンを観て俯瞰できる立場だからでもあるんじゃないかとも。お盆休み万歳!
寝る間を惜しんで働きつつ、それを楽しめるようにしっかり休みも取っていきたい。これを矛盾、という。
最終的にヤシオリ作戦が成功したのはあの人があれをばら撒く対応をしたというのが大きいし、あの対応が個人的に映画の中で一番好きな伏線でした。
ついでに、ゴジラが日本だけを襲うのがなんか不公平だったので、とりあえずイギリスも襲わせてみました。
前々からペーパーナノで遊んでみたかっただけだったりする。ゴジラはカプセルトイ「シン・ゴジラ」の1954版です。ところどころ歪んでいたりするのは私が不器用だからではなく、折り方を表裏反転に間違えたせいでもない。すべてゴジラが悪い!!! ゴジラがロンドンを破壊したせいだ!!! 私は悪くない!!!
ついでに背後から恐る恐る近づいて撮った決死のショット。
なかなかスリリングでした。
以上、シン・ゴジラの感想でした。本日は2時間スペシャルということで日本武道館よりお送りいたしました。
<参考・利用素材>
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